昨日の朝礼で、久しぶりに司会スピーチ(?)。

yokokayu2005-04-19


何を言おうかな〜と通勤電車の中で考えて
土曜日に観た映画について話したのですが
元来の話下手で、うまく伝えられなかったような気がします。
なので
もういちどまとめてみよう。


土曜日に観たのは「カナリア」という日本映画で
いい作品だったと思います。

オウム真理教をテーマにした
少し重いないようですが。


カルト教団ニルヴァーナ」が
地下鉄にサリンを撒くという大量殺人事件を起こした後
教団の施設(サティアンですね)で育てられていた子供達は
みんな児童施設に保護され
徐々に社会性を取り戻していきます。
が、中にひとりだけ
教団にこだわり続ける12才の男の子がいて
祖父は
彼のひきとりを拒否して
妹だけを無理矢理に連れていきます。
男の子は施設を脱走して
妹を取り戻すために
歩いて大阪から埼玉へ。
その途中で
様々な人に出会い、経験を重ねる中で
少しずつ変わってゆく…というストーリーです。



この映画を観た、その翌日に
ニュースは
中国人の反日運動デモでもちきりでした。



この2日間で感じたことは
人間は一方的な情報しか与えられなければ
簡単に洗脳されてしまう生き物だということ。


ニュースを見た私自身も
一瞬、中国人に対して
怒りを感じてしまったし。


でも
ニュースの映像も
もしかしたら
ことさらにその場面だけをフォーカスしているのかもしれない。
すべての中国人が
反日感情を抱いているとは限らない。


ものごとを
正反対の視点から見ることの大切さ。
たとえば経済において
「売り手」と「買い手」の視点を持つことで
市場を正確に把握できるようになるし
企画においても
「作り手」と「受け手」の視点を持つことで
共感してもらえるプレゼンができる。


いつも、そういう
やわらかな感性というか
たくさんの落としどころというか

もっていなければ
いけないのだなあと
思ったのでありました。


映画の話とは遠く離れてしまったようですが
なんだか
根は同じだと思ったんですよ。


まあ
何の主張もなくて
あっちこっちの意見に振り回されるのもナンですが。


歳をとるとどうしても
頑固とか、頑なとかいう方向へ行ってしまいがちなので
自戒をこめて。



本日もおやつの写真をアップしてしまった。
ああそうさ、
私はお菓子の国からやってきたのさ!