けんかしてしまいました。

いや、けんか、というか
言い合いのすえに
私が捨てぜりふ残して席を立ったというか。
(最低ですな)


昨日の夜
私が帰り支度していると
営業課長も帰るところで
ちょっと立ち話…
という感じで
話がはじまりました。


最初は
うちの会社の
某ディレクターについて
話していました。

彼の売り上げが上がらないこと、
一緒に仕事するスタッフやブレーンに
ことごとく嫌われて
結局
モノになる案件がひとつもないことについて。
どうするよ〜
という感じで
愚痴られていたのですが


そのうち
話の方向が
週末のチーフ会議のことになり
そのときに
営業それぞれが
「来期の売り上げ目標」を出すのに
彼の目標が低すぎる、と言うのです。




以下、会話形式で進めます。




私「でも実際の売り上げ見込みがないのに
目標だけ高く設定しても意味ないやん。そんなん夢物語やん。」




営業課長「売り上げ目標なんて、半分は夢物語なんや。俺かってそうや。
だって今年いくら売り上げられるかなんてわかるわけないやろ?」



私「そんな意味のない数字出すくらいなら
前年度の分析をきちんとして、
うちの問題点とか良いところとかをデータ化しないとあかんのとちがう?
その上で、売り上げの「目標」じゃなくて「予測」をしないと」



営業課長「売り上げの管理なら経理のNさんがちゃんとやってくれてる。
彼女のおかげで今期は大幅なコスト削減ができて利益もあがったやろ?」



私「それは経営の管理とちがうって。コスト削減はすばらしいことだけど
経営をもっとスムーズに伸ばしていくためには
投資も必要だし、もっと大きな視点からお金の流れを見ることが必要なんだって。
営業課長なんだから、それはあなたの役目だと思う。」



営業課長「ちゃんと見てる。営業サイドの売り上げはチェックしてるし。」



私「制作の売り上げは?会社全体を見ようと思ったら営業だけ見ててもあかんやん。」



営業課長「制作の売り上げは制作のチーフがちゃんと見てる。」



私「だから会社全体を見ることが必要なんだってば!
そうだ、このあいだ営業のNさんも面白いって言ってた
この会計の本、読んでみてよ。これからの経営には「管理会計」の考え方が必要だと思うし。」



営業課長「そんなん俺には必要ない。みんなが勉強してるんやったらそれでええやん。」



私「あ、そう。学ぼうとか会社全体を良くしていこうっていう気がないわけね。
じゃあいいです、お疲れさま!」


バタン!(ドア閉める音)






だいぶはしょりましたが
こういった流れでした。



誤解のないように言っておきますが
この営業課長は
バカでも能なしでもありません。
(そう思えたら私の文章の悪意のせいです)



年間、1億以上売り上げる
すごく有能な営業マンです。



だからこそ
「何をごたごた理屈をぬかしとるんだ!仕事をバリバリとってきて
売り上げをドンドン上げればいいんじゃ!」
ということなのでしょうね。


たしかに
それも一理あるような気がします。
私ごときが
ちょっと本を読んだくらいで
売り上げや経営に口を出すのは
不遜なことのような気もしてきました。
(弱気)




あまりに失礼な態度をとったので
朝いちばんで謝ったら
笑って許してくれましたが
私の、この抑えのきかない性格は
一生なおらないのでしょうか。



でもな〜
別に彼のやり方を否定してるわけじゃないんだけどな。
ただ
新しいやり方を始めることを
あんまり怖がらないで欲しい…
と思うだけなのです。

なんだか
やりきれなかった
昨日のできごとでした。