ハードボイルド

昼前から降りはじめた雨が、
表通りの路上を濡らしている。
窓の外を見つめて、粥川は静かにため息をついた。
…洗濯物を干してきたのに。


「ザ・プロフィット」調にはじめてみました。


この本を読んでいると
ビジネスで利益を上げるためには
まず
現状を徹底的に分析して「知る」こと
そして
成長できそうな分野を「見つける」こと
さらに
成長させるための方法を「考える」こと
の3段階が必要なのかな、と思います。

な〜んだ簡単やん!と
思うかも知れませんが
けっこう大変なことですよ、これは。


第1に
人間はとかく現状の「いいところ」しか見たくない生き物。
良くも悪くも全てを晒すことに抵抗があるんですよね。
そこを、こじ開けるための体力とがんばり、
感情を交えずに現状を見るための客観的な視点、
が果たしてわが社にあるものか?


第2に
現状がすべて明るみになったとして
そこから成長できそうな分野や育てて行くべきスキルを
果たして正確に読みとれるのか?


そして第3に…
もういいか。
言うはやすし、西川きよし


粥川は焦りを感じ始めていた。
自分はもしかして
とんでもなく不可能なことに
挑戦しようとしているのではないだろうか。
この先の長い道のりを考えただけで
暗澹とする気持ちに襲われるのだった…。


すいません、もう遊びません。
でも
できればもう一度大学の経済学部に入り直して
そのあとアメリカのビジネススクールへ留学してMBAを取ってから
もう一度、うちの会社に入社したい気分です。


でもひとつ良いことがありました。
親会社の社長に頼まれていた新しい企画を
各方面に打診していたのですが
ポツポツと良い反応が返ってきました。
やってみるもんですね。



「ザ・プロフィット」に
速く動くより、早く着手せよ
という格言(?)がありましたが
その通りかもしんない。


明日働いたらまた3連休!
なんかすごいですね。