年末はバタバタと終わってしまいました。

大掃除して、会社の納会に参加して、さあ飲みにいくぜ〜って感じで
ぜんぜんパソコンをさわれなかった…。
なので久しぶりのブログでございます。


じ、じつは私、
自宅にパソコンを持っていないという
アナログ野郎なのですよ。


冬休みのあいだは
ほんまに
ダラダラと
本ばっかり読んでました。

この機会にもっと
経営のこととか会計のこととか企画のこととか
勉強しよう…と思っていたのですが
30日にフラフラと本屋さんへ吸い込まれ
山のようにミステリーとか小説を買ってしまって。ほほほ。

以前にもここに書いた「文芸賞」のもうひとつの受賞作である
野ブタ。をプロデュース」という小説が
面白かったです。(著書は忘れた。たしか若い男の子)

それと
正月も3日を過ぎて
やっと手に取った
「ザ・プロフィット〜利益はどのようにして生まれるのか〜」
エイドリアン・スライウッォッキー著
が意外にも(?)面白い!


ビジネスで利益を生み出せるしくみを
小説形式で描いてるのですが
文章がやけにハードボイルドっぽいところが笑えます。

プロローグからしてこうです。


9月21日。マンハッタンのダウンタウン。スティーブ・ガードナーはビルの46階にあるオフィスで一人静かに座っていた…。


ティーブは大企業デルモア社の戦略企画部門で働いているのですが
業績不振に悩んでいる、という設定。



そこへ、現れるのが
“ビジネスで利益が生まれる仕組みを知り尽くした男”、デビッド・チャオ。


かれは持てる知識をすべてスティーブに伝授するために
毎週土曜日の朝、レッスンをしようと提案する…。



てなかんじで
話が進んでいくわけです。


チャオによれば
「利益が生まれる道筋にひとつとして他と同じものはない」。
「ビジネスというものは具体的なケースで成り立っているものである」。
けれど
それは
やみくもに道を模索するのではなく
具体的なケースにきっちりと当てはまる原則というものがあり
彼の経験から導き出した
23の「利益モデル」を学ぶことは
この原則を身につけることであり、
そこからさまざまな企業の利益を生む
個々のケースにつながるのだという。


そんなこんなで
早朝のマンハッタンの静かなオフィスで
チャオはスティーブに語りはじめるのだった…。



たぶん
この本にかいてあることは
ほんとうに「原則」であり
原則を知ったからといって
直接に利益に結びつくことはないのかもしれません。


でも
「近道」が見つけられるかもしれない。


そんなかんじで
まだ途中なんですが
おもしろくてワクワクしながら読んでます。



そうそう
この本の中に
「企業改革に失敗した会社」の例が出てきます。
チャオの台詞を借りれば
「人がわざわざ失敗をえらぶのには、色々な理由がある。ひとつは変化に対する心理的恐怖だ。システムモデルを変えようとすれば、これまでにない努力をしなければならない。それはあまりにも大変だと思ったんだろう…」

このあいだのミーティングでも
そのことは感じました。


変化に対する抵抗。
新しい提案の拒絶。
それなのに
自分のアイデアは何もない。


うちの会社は
一番年上で40代前半なのに
もう
あたまが凝り固まってしまっとんのか
あんたら!

と思った場面もありました。



これは恐怖に根付いていたんですね。


新しいことをやっていくためには
そんな恐怖を安心感にかえるという
作業も必要なのかもしれません。


オフサイトミーティングというのは
そういう意味でも
ひんぱんにやるべきですね。


お正月やすみに
餅とお菓子を食べ過ぎて
確実に太ってしまった私です。


でもいいんです。
健康なら。(負け惜しみ)



今年もがんばりましょう。

いろんな意味で。