たいしたことではありませんが…

yokokayu2005-07-26


田原総一朗氏、編集の「オフレコ!」という雑誌を
書店で見かけたので買ってみました。
ナベツネのインタビューは、まあいいとして
(だって年寄りの戯れ言って感じで)

佐藤優氏、鈴木宗男氏、ホリエモン、小林よしりんという
ある意味、豪華(?)なラインナップ。
テレビで聞くとむっちゃ鼻につく
田原総一朗の挑発的なつっこみも
活字にするとあまり気にならないのが不思議です。



恥ずかしながら佐藤優という人を
私は知らなかったのですが
外務省の事務官で鈴木宗男のブレーンだったという。
彼が出版した『国家の罠』という本は
いわば
鈴木宗男事件は
国家ぐるみの捏造であることを暴いたものらしく
インタビューを読んでいると
現代の政治が腐れきっていることに
薄ら寒くなってきます。

私は今までなんとなく
マスコミの発信するイメージに乗せられて
鈴木宗男氏を悪人のように思っていたのですが
そうではなく
彼は政府が自分たちの正当性を主張するための
スケープゴードとして
逮捕され、貶められていたとしたら
これほど怖い話もありません。



「景気が良くて、平穏で治安もよく何の問題もなければいいけれど
リストラだ、不況だと鬱屈したものを皆がかかえているとき
誰かをパチンとやっつけると快感を覚えるような現象があったと思うんです。
私がもう少し男前で、都会風だったらどうなっていたでしょう?」(←鈴木氏談)




また、この「オフレコ!」の“匿名座談会”なるものの中で
大手新聞社をはじめとするマスコミがいかに
権力の手先としての偏向した、また読者の媚びるエモーショナルな視点のみで、
事件やニュースを報道しているかが語られており
今私は
朝日新聞を読んでいるのですが
やめよっかな〜
産経新聞にかえよっかな〜
なんて思ってしまいました。



まあ、この雑誌もある意味、偏っているので
すべてを鵜呑みには出来ないと思いますが。




あと
ホリエモンのインタビューが面白かった。
田原総一朗がさかんに
彼に
自分の主義主張とか彼なりの正義論といったところを
語らせようとしてやっきになっているのに
「何も考えてないです」「そんなことには興味ないですよ」と
かわされまくっているのが…。


ホリエモンは断言します。
「商売の基本は人類の有史以来のセオリーとして
将棋の定跡のように確立されており、
あとはそれを覚えて実践するだけ。
にもかかわらず「経営とは?」というセミナーが繁盛したり
大企業がバタバタつぶれるのは能力がないだけ。
だって将棋でみんなが定跡を全て覚えているか?覚えていないでしょう?
だからプロとアマチュアのレベルが違うんです。
マチュアだって将棋は指せるでしょう?」


要はビジネスでもマーケティングでも
とりあえず基礎をやれと。
あとは才能の問題だと。


まあ、そうですよね…。




夏バテのせいか
食欲に翳りがみえる今日この頃。
こ、この私としたことが
今日もおやつを食べていない。

でも痩せないのはなぜだ。