とても共感できる話を聞きました。

仕事をしている大学の
経済学部の教授を取材しました。
なかなか面白い話を聞けました。


大学改革をかかげて
従来のカリキュラムやシステムを変えて行こうと
努力されている先生なのですが

その方によれば
何かを変えて行こうとするときに
不可欠なもの、それは
「危機感の共有」だそうです。

放っておいても
どんどん学生が集まった時代が
たしかに過去にはあって
魅力ある授業で学生を惹きつける必要もなく
先生方は
学生自分の研究に没頭していれば良かった。

今はもう
そのような時代ではなく
手をこまねいていたら
大学そのものがつぶれてしまう危険性を
抱えている。



なんとかしなくてはいけない。


そんな危機感から
大学改革を発起したそうですが
いま最もむずかしく感じているのは
その危機感を教員全体で共有することだそうです。



今まで通りで何が悪いのか
自分のやりかたで何が不都合なのか
「現状認識の甘い」人々を
どうやって改革路線に巻き込んでいくか。



「それは結局、結果を出すことですね」


ということで
かの教授は
直接、学長に
さまざまな改革案をプレゼンテーションしたそうです。


「最も危機感を感じているのは、やはりトップですから。
即決で予算をつけてもらえました」


変革するということの
モチベーションは
やはり危機感、なのでしょうか。

学校も企業も同じですね。


それにしても今日も打ち合わせやら取材やらで
ろくにパソコンの前に座れなかった。
明日からはしばらく落ち着きそう…と
思っていたら
また打ち合わせが2件はいってしまいました。



目の前の仕事を精一杯やること。

大きな視点からモノをかんがえること。

同時にやるのはなかなか大変です。